翻訳テスト

レストラン﨔（ケヤキ）はこの地に大きく根を張った

　フランス風郷土料理レストラン﨔は、日本海と最上川が出会う町、山形県の西部に位置する酒田市で1967年に創業しました。2019年に入居する建物の建て替えに伴い52年間の歴史に幕を閉じました。

ライスカレーやトンカツを

　西洋料理と言っていた半世紀以上前、さまざまな縁で首都圏から若きシェフたちは酒田駅に降り立ちました。彼らは「酒田の人に本格的なフランス料理を食べて頂きたい」という想いで、畑や港の市場を訪れ、当時は農家や漁師たちの賄にしか用いなかった食材のすばらしさに驚き魅了されました。

　酒田市も含む、庄内地方は変化に富んだ自然風土から生まれる多種多様な食材と郷土料理を生みだしていました。彼らは酒田の食文化から多くを学びフランス料理の技法で、「フランス風郷土料理」を確立しました。

　やがて、「レストラン﨔」は、おじいちゃんおばあちゃんがお孫さんを連れて「普通に」フランス料理を食べて頂ける「酒田フレンチ」の発祥の店と呼ばれこの地に大きく根を張りました。

私たち、客席のないレストラン「KEYAKI」は

　閉店まで「レストラン﨔」で実際に調理と接客にあたっていたスタッフを中心に5名でおもてなしいたします。
けして多くのお客様に多くをお応えできませんが、地元庄内の野菜や魚介類にこだわり、少量でも良質なものだけを使用して、一つ一つ丁寧にお作りします。
単に、伝統あるレシピによる料理の再現ではなく、お届先の食卓で召し上がる瞬間に「最高のおいしさ」をお楽しみいただけるよう、シェフが工夫を重ねた料理です。
庄内（酒田）の食文化情報も合わせてお届けします。