啓蟄の庄内
2022年03月05日
ようこそ、客席のないレストランKEYAKIへ
3月5日は二十四節気の「啓蟄」です。
土の中で縮こまっていた虫が穴を開いて動き出す日とされています。
「さあ、そろそろ農作業の準備を始めようか」といったところでしょうか。
啓蟄の酒田、鳥海山がうっすらと見えます。
新井田川の土手は雪がすっかり解けました。
白鳥は今のうちにおなかを満たして、まもなくシベリアへ帰る準備です。
日本海、凪、船は漁に出ています。
曇ってはいましたが飛島が見えました。
ガサエビの旬は晩冬~春、シェフたちも張りきっています。
今日もおいしいビスクが仕上がりそうです!
客席のないレストランKEYAKI
支配人
明日はひな祭り
2022年03月02日
明日、3月3日はひな祭りですね。
お雛様やひな祭りのピンク色のポスターなどを見かけるだけで、やさしい気持ちになります。
そういえば酒田の土人形にもお雛様があったような気がしたので、
鵜渡川原人形を見に行って来ました。
かわいらし表情がいいですね。
鵜渡川原人形とは、酒田市亀ヶ崎(旧鵜渡川原地区)に伝わる色彩豊かな土人形です。
北前船で運ばれた京都の伏見人形が原型とされています。
昔話にちなんだものもあり、表情がかわいらしい、素朴な土人形を見ていたら楽しくなりました。
酒田市では4月3日(日)まで、「酒田雛街道」が開催されています。
港町酒田へ北前船がもたらした様々なお雛様と、雛メニュー、雛スイーツを楽しむことができます。
客席のないレストランKEYAKI
スタッフ トレヴィス
ガサエビと甘エビ
2022年02月23日
ようこそ、客席のないレストランKEYAKIの厨房へ
今日はガサエビについて少しお話します。
写真でおわかりのように甘エビに比べて色が少し黒いのが特徴です
左: ガサエビ(クロザコエビ)右:甘エビ(ホッコクアカエビ)
正式にはクロザコエビと言い秋田南部から山形県にかけて「ガサエビ」と言われています。
生きがよく、エビどうしがガサガサ擦れる音からそう呼ばれるようになったのかは定かではありませんが・・・
海底に潜り込み、海藻に絡み、海のうま味を充分に吸収したガサエビ、
唯一の弱点は鮮度が落ちやすい事です。
水揚げ情報に合わせてシェフは少しでも新鮮なうちにビスクに仕上げています。
今日もおいしいガサエビのビスクが仕上がりそうです!
客席のないレストランKEYAKI 支配人
雨水の庄内
2022年02月19日
いらっしゃいませ、客席のないレストランKEYAKIへ
本日、2月19日は二十四節気の「雨水」です。
空から降る雪が雨に変わり、積もっていた雪が解け始めるころとされていますが、
酒田ではまだまだ積もった雪は簡単には解けそうもないです。
・・・・・そう言われてみると少しだけ降ってくる雪がやさしくなったかもしれません。
欅(けやき)の木も添えて、鳥海山を見ることができました。
雨水の日本海はつかの間の凪でした。
風景は全てメローカラーです。
客席にお花をおきました。
寒い日にあったかーいビスクで体と心を癒してください。
庄内の季節の移ろいを二十四節気の折に触れ、その日の風景をお送りいたします。
客席のないレストランKEYAKI 支配人
「ガサエビのビスク」3つのこだわり
2022年02月18日
ようこそ客席のないレストランKEYAKIへ
当サイトでも、ガサエビや急速冷凍について説明をしていますが、
「ガサエビのビスク」のこだわりを3つ紹介します。
一つ目は、小さいガサエビだけを使用しています。
底引き網で獲れたエビを仕分けして、さらに大きいガサエビより頭の味噌の割合が多い
小さめのガサエビを使用しています。
二つ目は、レトルトではなく冷凍状態でお届けすることにこだわりました。
細胞や繊維を壊してしまう温度帯の通過時間をなるべく短くし、栄養と出来立ての
おいしさを長期間保ちます。
冷凍のまま電子レンジで温められるので簡単です。
注意:必ず蒸気口の面を上にして下さい。
温め時間の目安:500W➡約3分
三つ目は、シェフが手間暇をかけています。
塩分や煮詰める時間、濾す回数など、その日のガサエビに合わせて仕上げています。
ガサエビの旨味がぎゅっとつまった濃厚スープです。